10月30日の勉強記録


・模試復習


模試の復習をしていて、昨日の阪大の物理の作問者がどなたか猛烈に知りたくなりました。
設問の全てにおいて、計算が煩雑過ぎると思います。
実に、解答解説の計算を2、3回行ったのですが、何故か解答解説に書いてある綺麗な答えが出てきません……(´Д`;)
確かに自分の計算力がないのもありますが……とまれ、やはりやり過ぎ感が否めなかった物理だと思います。
阪大の今年の問題でもここまで酷いとは感じなかったのですけどね。

化学は、予期していたように、自分が復習すべき解けていなかった部分も実は比較的簡単でした。
……満点続出の勢いでしょうね、きっと(´ー`;)

数学は思ったよりかは簡単だったかもしれません。
……ただ自分のように上手く誘導に乗れないような人間にはつらい設問でした(ぉ。
全部最後の問題のための誘導の設問の気すらしてくるのですが(大問4以外そんな感じが……)。
よくよく考えれば150分で5問となると、東大京大よりも、阪大の方が設問一つあたりに時間かけれる訳ですから、その分問題が重くなってもおかしくはないのですよね。
実は今年の易化した問題しか解いてなかったので、面食らったように思えます、今思い返してみると。


いずれにせよ、慙愧に耐えないような出来であったことは確かです。


――

日本語練習帳の画像
日本語練習帳
大野 晋


先日、上記の『日本語練習帳』という本を読了しました。

正直に申し上げれば、基本的に批判的に見ない自分が、甚く感動しました。
(確かに、個人的には何箇所か疑問に思う点はあるのですが……感銘を受けた点に比べれば雀の涙ほどです)

この著作の内容を踏まえつつ、感想を述べさせて頂きます。

どの国の方も一様にそうお考えになってる方が多いでしょうが、自分は自国語の日本語が好きです。

確かに、「日本語には論理性がないから嫌い」とか、「英語を初めから国語にすれば良かったのに」と日本語について批難する方もおられます。
ですから、外国の方に比べて、日本人の方で日本語が嫌いという方も多いように思われます。
しかしながら、世界のどの言語を見ても、日本語ほど異質に対して寛容、よく言えば、積極的に良いものを取り入れた言語はないと思います。
今現在、日本語は「ひらがな」「カタカナ」「漢字」という3つの表記法から成り立っています。
前2つは漢字から派生したものではあるものの一応国産とみなせますが、後者は大陸から取り寄せたものが殆どです。
例えば、これがヨーロッパ圏であるならば、国産の表記法が出来れば、後者の表記法なんかは今日使われなかったように思われます。
本書に拠れば、漢字というものは1500年ほど前に渡来し、完全に定着するまでに1000年かかったそうです。
そういうわけですから、凡そ100と数十年前に積極的に取り入れた英語も、900年後に或いは漢字並みに日本語に定着してるかもしれません。
そうでなくとも、今日見られるカタカナ語は顕著ですし、例えば「哲学」という新たな概念に新たな漢字を与えて異質を摂取し続けてます。
確かに今は論理性に欠けている言語とも思われるかもしれませんが、論理的な概念や言葉を取り入れることだって可能なハズです。

以上は、日本国より外に向けたものですが、国内のものに関しても寛容性が容易に見て取れます。
本書によると、今から1000年ほど前の『源氏物語』の筆者紫式部は、自分の感情を表すにそれ以前の日本語にはない表現を多々使っているそうです。
(それが、ある意味で、主語を省いて難解な『源氏物語』を更に難しくしている所以でしょうね……)
また、本書によって初めて知ったのですが、久米久雄氏の造語である「微苦笑」という言葉も、その言葉の便利性から、現在は広辞苑にも載っています。
これは知っておいでになる方も多いでしょうが、「民芸」という言葉も柳宗悦の比較的新しい造語です。

このように日本語は、国内国外問わず、その用途性さえ見いだせれればそれを自国語化するという、非常に表現に積極的な言語です。
他の言語にはなかなか見られないのではないでしょうか?
自分は、この積極的な態度を見せる日本語というものに好感を抱いてます。

余談ですが、こういう積極的な摂取こそが日本人の性質の表れ、という説もあるそうですね。



その日本語から自分がすべきことは、日本語を上手くなる方法として提示してるように、まず何よりも書物を読むことだと信じてます。
それが何故か細かいことは本書に任せるのですが、古文・漢文も間違いなく今の日本語理解に役立ちますので、年代は問わず読むつもりです。
また、幸い英語も触れる機会が与えられているので、そこからも借用すべき語感や概念も学ぶことは出来るでしょう。
本書のように、言葉を分解したり、その語感を汲み取ったりすれば、まずそうそう無駄である読みはないはずです。


以下、自分の感想文程度の感想になるのですが……
実際、本書を読了してから(というよりも読んでいる最中から)このブログの文のレベルの低さが恥かしくて溜まりませんでした(笑。
自分の情熱が途切れない限りは、様々な文献を読んでは、そこにあるものを自分のものにしていきたいです。
巧みに言葉を操る方が羨ましくて、また畏怖してしまうのですが、そういう方とも対等になれるようになってみせます(何
このブログは得たものをアウトプットする練習の場(そもそも、知っていること、と、それを適用できること、とは違うのですから)にします……と、若干遅い感がしますが、そう公言します(謎。

そういえば、本書によると、語彙力を増やすため小説家さんや歌詠みさんは皆苦心なさってきたようで……
与謝野晶子斉藤茂吉は辞書を頭から読んでいき、また大江健三郎なんかは広辞苑を三回も取り替えたくらい引いていたそうです。
自分も大学に受かったならば、出来れば「広辞苑読み」を実行したいと思います……本当にパッションがあるくらいならばそれくらい実行し得るはずですから(笑。
それまでは、毎日の読書の中から摂取していきます。


他にも書きたいことがあるのですが、時間の関係でこの辺にしておきます。
また明日……と言いたいのですが、模試があるせいで、次回は何時になるか分かりません_| ̄|○


――

そして阪大の復習も儘ならず、明日は全統マークです。
それなりに頑張って参ります。

あまりおられないかと思いますが、明日模試の方、共に頑張りましょうヽ(´ー`)ノ



この記事を面白ければ、また煩わしくなければ↓をクリックして頂けると嬉しいです。
【ブログ探検隊】人気ランキング

現在分野別順位