[本棚]――[書籍]――[第37回]――[朝日美術館 (日本編8)  片岡球子]


女性の画家で有名な方はあまり聞かない訳ですが……
片岡氏は結婚を断ってまで画家を選んだそうです。
当時の風習としては仕方なかった部分も多々あるのでしょうが。

絵画は、ゲテモノのような絵と評せられていたこともあったらしく、実にそのような感じの絵が多いように見受けられました。
前期の方は、顔のバランスが異様だったり、時に肌色ではない肌だったり……
ただ、全体を通して思うのは、単純に従来の日本的絵画ならば相当に上手いと思うのです。
とはいえ、そのように平面的にお描きになる部分もあって、ゲテモノ風に見えるのかもしれません。
ともかく前期の絵のインパクトが強すぎます。

面構で扱いになっていた日本の歴史的人物で存じ上げないのが数人いらっしゃったことに不勉強さを感じるのを禁じえない訳ですがorz

一度入選してから、長い間(9年間?)落選し続けても止まぬ情熱や、80歳を越えてから作風を一転し裸婦をテーマにし、発刊当時の90歳を越えても尚お描きになったり……
片岡氏の人生そのものに見習うべき部分が多々ありますね(´∀`)
……自分も頑張ろう(;つД`)