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新書: 207ページ

出版社: 岩波書店 (1970/06)

ISBN-10: 4004130204

ISBN-13: 978-4004130208

発売日: 1970/06




世間では「魔女狩り」について割合有名っぽさそうな本みたいです。




ご存知のように、矢張り、魔女として裁かれた人の財産が没収できるのが旨みなようで。

それにしても、拷問の内容が酷すぎる気がしますが……しかも、拷問に使った器具は拷問される人負担とか。

「拷問をされるくらいならば死ぬ方がマシ→魔女だと偽って自白してしまおう」

とほぼ全員の人がなるようですね、何度も苦痛な拷問を受けると。

尤も、自分が魔女として呼び出されれば、痛いのは嫌なので拷問を受ける前から嘘の自白するでしょう。




西洋の方が鎖国していた日本に来た時は大分未開な国だと思われたようですが……(尤も今も捕鯨問題とかでそう思われてるかもしれませんが)

こういう本を見ると、西洋の方がよっぽど野蛮だったように思えてしまいますね。

異文化の交流というのは難しいです(何。


宗教の功罪について考えると、個人にとっては「功」の部分もあるのでしょうが、矢張りそれを遥かに「罪」が上回っているように思いますね。

何を信じようとそれぞれの自由でしょうが、それを押し付けられるのは迷惑極まりないものです。

言うまでも無く「宗教」に限らず、ですが。




本書の冒頭で「魔女」の向こうの方の共通のイメージはしわがれた老婆云々と書いてたりしますが……

日本でいうところの「魔女」は「魔法少女」の略ですか、そうですか(何。