[本棚]――[書籍]――[第76回]――[薬のリスク管理―製薬企業における薬害回避の手だて]




新書: 266ページ

出版社: 薬事日報社 (1999/08)

ISBN-10: 4840805520




うーむ……論文に補修を施して新書と出したものらしいですが……

自分が製薬会社に勤めてないからか分かりませんが、なかなか掴みどころのない本でした。

もう少し後に読めば(=自分がもっと業界に詳しくなれば)もっと理解しやすいのかもしれません。


インフォームド・コンセントの徹底が叫ばれているが、インフォームド・コンセントが徹底されるとダブルブラインドテストが不可能になるから治験が出来ない、云々……

製薬会社の相談窓口には、本来医者にすべき質問が多々寄せられる、云々……

とかいう非常に本旨と関係無さそうな断片的な内容しか記憶にありません。

ともあれ、10年近く前に出た書籍なんで今と若干実情は違っているでしょうが。

調べてみたところ、03年に改訂版も出ているそうですしね……。




ソリブジン事件とか知りませんでした、勉強になりました。

自分が小さい頃(?)に表面化したこの手の事件は薬害エイズ事件くらいしか覚えてませんでしたね……