Aちゃん10

楽器の弦の張替えを手伝って貰ったお礼に食事に連れて行ってあげた時の会話の一部。




「先輩、部活では出来ない質問して良いですか?」
「いいよ」
「プライベートでも良いですか?」
「(プライベート……?) うん」
「先輩は好きな人居るんですか?何時もそういう話をされると誤魔化されるのですが……」
「さぁ、なんのことやら……(確かに、何時も聴かれても凄い勢いで誤魔化してるなぁ……)」
「私の話になるんですけど、最近出身が一緒の男の子からしょっちゅうメール来るんですよ。周りの女の子曰く、気があるんじゃないかということなんですが……どう思います?」
「(Σ(゚д゚) エッ!?) うーん……気があるんじゃ無いかな?」
「そうですかね」
「ちなみに、Aちゃんはその子に気はあるの? (ドキドキ(;・∀・))」
「ハッキリ言ってしまうと、友達です。だから、どのように距離を取って良いか分かり辛くて……」
「そうだね、難しいよね」
「そして、話戻しますが、先輩が好きな子って部活内ということで良いんですか?」
「うーん、まあ……」

(自分が挙動不審になって長い沈黙)

「まあ、うちの部活の女の子は皆魅力あると思うよ」
「はい」

(自分が挙動不審になって長い沈黙)

「勝手な妄想だけど、Aちゃんがお嫁さんになってくれたら美味しいご飯を作ってくれるのだろうなぁ、と思う」
(Aちゃん笑う)
「御免、本当に勝手な妄想で。何が言いたかった察してあげて下さい……」
「分かりました。秘密にしておきます」





ということで、なんか良い感じで誘導尋問受けた気がしてならないのですが(^q^)
そこまでAちゃんの周りの異性関係を先に言われると、自分もハッキリと答えないといけない気がしまして……恐ろしい子であります。
後、沈黙が耐え切れませんでした、更に恥ずかしい台詞を言うのはもっと耐え切れれずに可也キョドってました。
多分、Aちゃんが聴きたかったであろうような類のことは申し上げたとは一応は思うのです。
しかし、この子はきちんと自分の言いたいことを察してくれたのか、という疑問が若干ありますが……(;´Д`)
そんな訳で、6つも下の未成年の女の子に会話で上手くしてやられる情けない大の大人なのでありました。




ラストオーダーの時間までずっと喋っておりました。
迷惑な客です(^q^)