[本棚]――[書籍]――[第84回]――[アドルフ]


文庫: 147ページ

出版社: 岩波書店; 改版版 (1965/01)

ISBN-10: 4003252519

ISBN-13: 978-4003252512





最初の方では年上の女性を知ってる人から略奪してハッピーな結末になると思いきや、実は物語の大半は倦怠期の話になっているというある意味地雷的な作品です。

何度も別れようと試みる訳ですが、別れ話を持ち出したことで相手の女性は病に臥してそのままお亡くなりになるという結末です。


評価されるべき点は、200年も前に恋愛を倦怠の心情を緻密に描写したところなのでしょうか、どうなのでしょう。

仮にそうだとすれば、当時としては目新しかったが今となっては……という気もします。