もう

6月も終わりですか。
早いですね、本当に。
もう少し生活の密度を濃くしたいのですが……。
来年は確実に受かるような実力をつけます(´Д`;)



全統第一回記述模試の古文が3点でショックだったがゆえに読み始めた『源氏物語』も、そろそろ読み終わります。
残るところ後3Pです。
模試の開催が凡そ1ヶ月前くらいだったと思うので、だいたい遅く読んで1ヶ月かかることになりますね。
今のところ全部で4巻出ていたと思いますから、後3冊読むのに3ヶ月と見積もっていた方が良いのかもしれません……。

『若紫』まで読んだところまでの感想を少しだけ述べます。
とりあえず、紫式部との女性観と自分のそれは全く相容れないような気がします(ぉ。
「頼り無さそうな女がかわいらしい。夫の言うことを聞かないのは気に食わないことだ。夫が自分の思うとおりに妻の欠点を直していくのはいじらしいことだ」
という感じですが、これが本当に当時にある程度学識があったと思われる女性自身の女性観かどうか疑いたくなります。
少なくとも、明治からのある程度学識があると思われる女性は、解放運動の方に走ってますからね。
とはいえ、時代風景が大きくそう影響させた部分も多いのかもしれませんが、紫式部の場合は(昔の理想の日本人女性がまさにこうでしょうし)。
それとも、彼女自身がよほど自分こそがいじらしくかわいらしいと自負していたのか……と邪推してしまいます(ぉ。
1000年の時代の壁を理解するのはなかなか容易ではないですね……。
女性の容貌を表す表現で「かわいらしい」という類の古語ばかりを使うのは如何なものかと思います。
紫式部の考えは理解は出来ませんが、別に否定までするつもりはありません。
しかしながら、ある程度の女性の形容の表現を全部そういう類で済ませてしまうのは、表現力に乏しい気がします。
少なくとも、それ以外の表現もたくさんあるはずですし、人間は多種多様です。
……まあ、これは実際に「書き手」を真面目にやらない限りは言えるべきことではないのでしょうが。
きっと難しいのですよね、「書く」ということは(何。

そして何より、やはり背徳的な――インモラル古典文学だと思います。
教科書には(相応しくないところは削除されてると思いますが)やはり相応しくないかと思います。
そもそも、これを読んで初めて、夕顔と会う時に源氏は覆面をしていたとか知りましたし(同様に、覆面をしている男性と付き合うような夕顔の心情を理解しかねます……)_| ̄|○
藤壺は端的に言えば、実父の再婚相手ですよね?
源氏がその藤壺を孕ましているとか、少なくとも自分の倫理観としては、凄く背徳的だと思うのですが……(ちなみに、ここら辺のも流石に今読んでいるものからは削除されてます)。
……やはり「1000年前の同人誌」というべきに相応しいと思いました(ぉ。
ところで、こういうのはエディプスコンプレックスに相当するのか、とも勝手に考えてみたりですが……
エディプスの話がある時点である程度こういうことは昔から世界的に容認されている隠れ観念なのでしょうか(謎。


脱線はしますが、「引目鉤鼻」という手法でこの頃の絵は描かれているようですが……それがまた面白いと思いました(何。
特に鉤鼻に関してですが、日本の漫画の人間の鼻の絵は海外の人にとって小さすぎてそれだと理解できないとかいうことを聞いた覚えがあるのですが……
日本は古来から鼻を「く」の字で表現してますよね(何。
(´-`).。oO(よく考えると真正面から描かれた絵を見たことないような……)