[本棚]――[書籍]――[第29回]――[図解雑学 TCP/IP]


ISBN:4816330429



以前、ネットゲームをする時の設定の際に非常に困惑してしまい多大な迷惑を穏君にかけましたので……
自分でも少しくらい知っておかねばならないと痛感し、手にした本です。
とはいえ、分からない……というよりも前提知識が足りなくて良く分からない部分も多かったですが。


ネットゲームをする際の不具合を生じていたのは、ポートでTCPのみしか開放してなかったことでした。
UDPも供に開放してないと駄目だったのです。
讀了して知りましたが、UDPコネクションレス型だから一々データの送信の確認を行うコネクション型のTCPより速いそうですね。
どんどん送信する代わり、ラグが比較的生じやすいのか……とも勝手に想像したりですが(とはいえ、TCPだとリアルタイムのネトゲはやれないでしょうが)。

データは凡そ光速の半分の速度で行き來しているらしいです。
光速は確か3.0*10^8[m/s]ですから……1.5*10^5[km/s]位になるのでしょうか。
地球の直徑が1.2*10^4[km/s]だとすると、理論上では、地球上の何處にでも少なくとも0.1秒以内にデータは付く譯ですね。
……理論上ならば、ラグを體感出來る方がオカシイですか(何。


他に知らなかったことは沢山あります。
IPにはクラス分けが存在していたり(でも、IPv4までらしいですが)、パケットに生存時間が存在していたり(よく考えればトラフィックを占めると不味いから當たり前なのかもですが)……
アナログとデジタルの違いにも驚きましたね、デジタルは單に0か1か――電圧が低いか高いかのみでデータを構成しているようです。
更には、100Mbpsとかのbは「byte」ではなく「bit」だそうで……道理で100Mとかのダウンロード速度とか見ない譯ですねorz


という譯で、樂しめました。
これからもネットでいろいろ苦戰しそうですが(´Д`;)
ちょっと本が古かったのが(確か01年)殘念でした。
IPv6が未來の話になっていたり、光ファイバーがまだ實験段階だったり……


そういえば、光ファイバーって、化學の無機高分子でも物理の反射の問題でも出てきますよねー(何。