薬局実習


【安全対策】
<規格が異なるもの>
ワーファリン
ブロプレス
ジゴキシン


かつてジゴキシン0.25mのみで中毒を起こしやすい規格だったので、0.125mgが出来た。ただし、「0.(1)25」と「0.25」は非常に混同しやすい。


キシロカイン注にはかつて10%があったが、ワンショットして死亡させる事故が起きたので削除された規格である。



ワーファリンは1mg,5mgしかなかったが、0.5mgでも十分に適応がある場合があるので新規に出来た。公知申請により、0.5mgの規格ができた。しかしながら、1.5mg=1mg+0.5mgのところを6mg=1mg+5mgの調剤ミスを起こし患者を死に至らしめた事件もある。



公知申請:承認済医薬品の適応外処方について科学的根拠に基づいて医学薬学上公知であると認められる場合に、臨床試験の全部又は一部を新たに実施することなく効能又は効果等の承認が可能となる制度である。





<名前が類似するもの>
アルマール (α・β blocker)
アマリール (糖尿病治療薬)

既に国内で死亡例(糖尿病患者にアルマール)あり。





【併用禁忌】
・医療情報システム
全ての禁忌を知っている薬剤師は居ないのでコンピューターによる支援。

併用禁忌……絶対に併用してはならないもの
併用注意……内容により程度が異なる。製薬会社が訴えられないために沢山明記している。

仮に併用注意を守っていたら処方箋は全て医薬情報システムで警告と表示されてしまうので、薬剤師の知識・経験による線引きが必要である。