国家試験

薬局実習

【安全対策】 <規格が異なるもの> ワーファリン ブロプレス ジゴキシン かつてジゴキシン0.25mのみで中毒を起こしやすい規格だったので、0.125mgが出来た。ただし、「0.(1)25」と「0.25」は非常に混同しやすい。 キシロカイン注にはかつて10%があったが、…

衛生化学

【膵臓】 ランゲルハンス島のα細胞から血糖値を上昇させるグルカゴンを、β細胞から血糖値を減少するインスリンを、δ細胞からインスリンやグルカゴンの産生・分泌を抑制するソフトスマチンを分泌する。このうちβ細胞が最も多い。 インスリンはA鎖とB鎖が2つの…

衛生化学

【微生物(水環境)】 クリプトスポリジウムは人畜共通感染する腸管寄生性原虫でオーシスト(固い殻をかぶった状態)を形成するので、塩素消毒では死滅しない。間奏や加熱 (70℃以上) で死滅、膜ろ過で除去可能である。 クリプトスポリジウムの水道水を介した…

衛生化学

【人口動態・統計】 生産年齢人口は15-65で、それ未満が年少人口、それ以上が老年人口。年少人口指数:年少人口÷生産年齢人口×100 老年人口指数:老年人口÷生産年齢人口×100 従属人口指数:(年少人口+老年人口指数)÷生産年齢人口×100 老年化指数:老年人…

衛生化学

【消化と吸収】α-アミラーゼはデンプンのα (1→4) 結合を加水分解する酵素であるので、デンプンを分解するとα (1→6) 結合を残した限界デキストリンが生じる。 ジペプチド・トリペプチドはH+との共輸送により小腸上皮細胞に取り込まれる。アミノ酸はNa+との共…

基礎薬学-生物系

【遺伝情報】 複製・転写・翻訳の遺伝子情報の伝達機序をセントラルドグマという。 通常のDNAの螺旋構造は右巻きのB型であるが、水分が少ない時は直径の大きなA型、塩濃度が高いときには左巻きのZ型になることもある。 尚、Z型は1980年代に発見されるまで人…

生化学

【末梢神経】遠心性の末梢神経は以下に分類される。 体性神経系……骨格筋 自律神経系……内臓平滑筋、肝臓、骨、脂肪細胞交感神経節後線維における伝達物質はノルアドレナリンであるが、汗腺を支配する交感神経節後線維からはアセチルコリンが遊離される。 (92…

衛生化学

【食中毒】 青酸配糖体として、青梅やアンズの種子にアミグダリン、五色豆にフォゼオルナチンが含まれている。β-グルコシダーゼにより加水分解されて、シアン化合物イオンが毒性を示す。 フグなどに含まれるテトロドトキシンは加熱調理で分解されない。生体…

衛生化学

【職業癌】・膀胱癌 β-ナフチルアミン、ベンジジン ・肝血管肉腫 塩化ビニル ・肺癌 アスベスト、ビス(クロロメチル)エーテル、砒素、ニッケル ・白血病 ベンゼン(92回 81) 【代謝】第一相反応では-OH,-NH2,-COOHなどの官能基導入、第二相反応では抱合反応…

衛生化学

DPD法 水道水に「N,N-ジエチル-p-フェニレンジアミン硫酸塩」溶液を加え、直ちに510nmの吸光度(a)を測定した。更に、KIを添加して溶解後、2分間放置し、510nmの吸光度(b)を測定した。同様に操作して作成された検量線から塩素濃度を求めた。吸光度(a)で得られ…

衛生化学

水道水の水質基準のうち、トリハロメタン類については総トリハロメタン、クロロホルム、ジブロモクロロメタン、ブロモジクロロメタン、ブロモホルムの基準値が設定されている。 トリハロメタンは肝障害や腎障害を引き起こすことが知られており、また発癌性や…

衛生化学

メイラード反応とは還元糖が遊離アミノ酸やタンパク質中のアミノ基と反応して、褐色のメイラジン色素が生成する。非酵素的な脱水縮合によるシッフ塩基の形成により始まる。ご飯やパンのコゲなど。 葉緑素の分解性生物であるフェオホルビド(クロロフィル - …

衛生化学

ペプシン、トリプシン、キモトリプシンはいずれもペプシノーゲン(胃で合成)、トリプシノーゲン、キモトリプシノーゲン(膵臓で合成)といった不活性な前駆体(チモーゲン)として分泌され、いずれもエンドペプチターゼ(内部を加水分解する)である。至適p…