打ち込みについて考える (110821) 


【メロディ】
1.(シンセ系を除く)ベロシティ値を変化して強弱をつけた?
2.ノートオフとオンは重なってないか?
3.ビブラートはつけたか?
4.(特に弦楽器)ピッチを変化させたか?
5.ハモリ等はつけたか?
6.装飾音符はつけたか?




1.
例外はあろうが、一般に特に生楽器系は高音にいく(=聴かせたい部分)ほど音量は大きくするのが良いと言われる。


逆にシンセ系やオルガン等は変えない方が自然であると考えられる。


2.
楽器にもよるが、音の切り替え時に無音が生じる(→発音時間を楽譜上より短くする)と考えるのが普通。
ギター本などにもメロディを担当するときは前の音は必ず切るように(メロディらしく聴こえなくなるから)という記述も見ることがある。
スタッカートを表現するときは特に短く切る。



3.
楽器やテンポにもよるが、2分音符以上ではつける。
ただし、ビブラートできる楽器かどうかだけは注意する(純粋なピアノは不可能)。
エレキギター等のビブラートはピッチベンドでつけた方が良いらしい。


4.
チョーキングの表現する時は滑らかにピッチを変化させる。
また、ハンマリング・オンやオフでもピッチベンドを変化させる(実際の生楽器ではこれらを行うときは、次の音を弾くまでに音が持続しているためと考えられる)が、この際は一気にピッチを変化させる。
他にもスライド等で用いる。


5.
本当に聴かせたい部分につけるのが効果的。


6.
鍵盤楽器は弦楽器のように微妙なピッチの変化が出来ない分、装飾音符はつけやすい。
音が始まる直前に1~3音程度挟むとメロディーに厚みが出る。